イバラキNK313/7L4FVZの運用日誌

フリーライセンス無線やアマチュア無線に関するネタなど

YAESU VX-1リチウムバッテリーのセル交換(2個目)

私が最初に手にしたハンディー機は、ヤエスのVX-1でした。
確か小学校6年生だったか中学1年生だったか、その頃だったと思います。
当時電池1本で動くという144/430機は殆ど無く、しかもFM/AMラジオやTVまで聞けるという少年心をくすぶるリグでした。
CQ誌に1ページ大きくドーンと原寸大で広告が出て大変驚いた記憶があります。
トビタデンキにQSLカードを持って行く度に、A4ペラのカタログを不用意に複数持ち帰った事もw

暫くしてから同じアマチュア無線家の父親に何度もねだってクリスマス&誕生日プレゼントとして買って貰ったのですが、トビタデンキからの帰り道で箱を開けた時の事、最初のうちは勿体なさすぎて殆ど箱から出して持ち歩けなかった事(笑)、色々思い返すとコレ無しには自分の少年時代は語れません。
小遣いが殆ど無く乾電池くらいしか買えない自分にとっては唯一維持できる「自分だけの無線機」でした。

で、話は戻りますが、そんなVX-1を今でも愛用しております。
(今ではただの受信機代わりなのですが、電池を入れて持ち歩く都合上きちんと免状も取得しています)
単3のアダプターで使っていてもいいんですが、やはり純正のリチウムイオンに比べるとワッチ時間も短くて何かと不便に感じていました。
しかし、もうメーカーからは新品のバッテリーは販売されておりません。
となるとセルのみ交換するしかありませんので、ちょっとやってみました。

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FNB-52LI これを殻割りして

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裸にします。


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カッターの刃を差し込んでスポット溶接部分を剥がし切るように取り外します。


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反対側も同じく。


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交換するサイズはTR14650というサイズですが案外マイナーなサイズでして、私が購入したときにはインターネットで国内流通がありませんでした。仕方なく中国から2本(最小ロット)購入。。。
(知人から頂いた同じVX-1用バッテリーもセル交換し、無駄にはなりませんでした。)

で、逆の手順で着ければ良いんですが、端子部分はハンダ付けします。
このハンダ付けは可能な限り高温のコテで一気にやってしまいましょう。
30Wとかのコテでダラダラやるとバッテリーの温度を上げてしまい劣化させてしまいますので
最低でも90W位はあった方が良いと思います。
電池側と接点側で呼びハンダを薄く盛り、チョチョイっと接着。じわーーーーっとやらないのがコツです。

あとは元通りにケースに収め、接着です。
これでVX-1リチウムイオン電池、リフレッシュ完了!