イバラキNK313/7L4FVZの運用日誌

フリーライセンス無線やアマチュア無線に関するネタなど

2020/10/21~10/22 埼玉県内運用

仕事の出張で埼玉県内におりますが、運よくQSOできました。

 

2020/10/21 埼玉県飯能市内 とあるホテルの3F室内より

【DCR】

ミトKM531局 筑波山 M5/M5

f:id:ibaraki_nk313:20201022205026j:plain

DPR4より

IC-DPR4でフリラー局と交信したのは初めてでした。

距離を測ったら85km程離れているようでしたが、さすがは筑波山です。

 

2020/10/22

【DCR】

イバラキAY20局 茨城県福島県の県境(無名な山) M5/M5

f:id:ibaraki_nk313:20201022205217j:plain

TMZ-D504

距離にして150km程でした。

 

埼玉県内にいながら茨城のローカル局とだけ繋がった不思議な2日間でした。(笑)

ICOM IC-DPR4で通信比較実験

f:id:ibaraki_nk313:20200809203747j:plain

ICOM近距離機種3兄弟

ICOMの新製品デジタル簡易無線登録局(3R,3S)、IC-DPR4が届きましたので、通信実験を行いました。

比較対象機種はIC-DPR3、IC-DPR30です。

実験方法としては

基地局を設け、その基地局に対して3機種で通話を行う

②双方向を同機種にし、同一機種間で通話を行う

としました。

条件1:IC-DPR3と30は1W機種ですので今回IC-DPR4も1W出力にして実験を行いました。

条件2:IC-DPR30は本体上部に水平方向でアンテナが内蔵されていますが、本体向きは通常方向で通話を行いました。

条件3:IC-DPR3は標準アンテナで実験を行いました。

条件4:基地局は5W送信、アンテナは1/4λ 2.15dBi単一型 給電点地上高50cmです。

条件5:実験地域は郊外住宅地で起伏は数メートル程度。森林もあるような地域で見通し外です。

 

実験結果↓

ピンクとオレンジ色の所は通話に差し支えがなかった距離で、水色と紺は通話が難しいか不可能だったところです。

f:id:ibaraki_nk313:20200809211848p:plain

簡単な結果です

今回、基地局のアンテナ仮設位置が低かったので携帯機同士の通話とそれ程結果に差が出なかったので比較実験としては過ちでした。実験として成立しなかったような気がしますので、グラフ下の「双方同一機種」だけ見て頂ければと思います。

 

雑に一言で言いますと、「IC-DPR4はIC-DPR3付属アンテナ使用時と殆ど変わらない」といった所でしょうか。

あれだけの短縮アンテナでありながら同等の通信エリアがありましたので、遠距離で通話を目指さない方には良いと思います。

RS-DRC1(IC-DRC1/MKⅡ用位置情報表示ソフト)メモリ使用量ひっ迫問題

先日、RS-DRC1(IC-DRC1/MKⅡ用位置情報表示ソフト)がバージョンアップしてRevision1.20になったという記事を書きました。

 

ibaraki-nk313.hatenablog.jp

 そのなかで”子機自動サーチ機能”というものが追加されました。

どういった機能かと言いますと、無線機一覧に登録されている無線機に対して自動的に順繰り子機サーチをかけてくれるという機能です。

 

と・こ・ろ・が。

 

どうもこの機能をオンにして20台超の無線機に対して自動子機サーチをしていると、次第にパソコンの動作が重くなってくるのを感じました。

また、1日も経つとRS-DRC1はフリーズ。(応答無しになる)

しかし、再起動すればまた難なく使い始めることができます。

最初のうちは「なんだろ、一過性の物かな」と思っていたのですがどうにも再現性が100%なので、ちょっとログを収集して監視してみました。

 

すると、私の使い方の場合”1回の子機サーチごとに(1回地図を最描写するごとに)メモリ使用量が約40MB増え、際限なく使用量が増えていく”ということがわかりました。

※私の環境

サーチ局数:21台

サーチ間隔:最長の20分

地図タイプ:Yahoo! JAPAN

 

但し、地図をOpenStreetMapへしておくとメモリ使用量はひっ迫しないということもわかりました。

ということはRS-DRC1の不具合と言うことでは無いのかもしれませんが、一応このことをICOMへ聞いてみたところ、

”確かに症状を確認できた”

”調べたところYahoo! Japan 地図提供元のAPI不具合によるものであると断定”

”API提供元へ確認したが、改善予定は無いとのこと”

”ICOM側としては本現象について改善する手段は無い(免責事項にも有り)”

という返答がありました。

 

そしてICOMからはご親切に

”[着信時に位置情報を自動で表示する]を解除しておき、全体位置を見たいときだけ無線機一覧のグループ名をクリックするとメモリのひっ迫を抑えられます”

f:id:ibaraki_nk313:20200105153904p:plain

このチェックを外せば地図の最描写を抑えられる

または、”OpenStreetMapをご利用下さい”

という事も教えて頂けました。

 

つまり現状できることとしては、どうしてもYahoo! JAPAN地図を使いたい場合は

  • 長時間にわたって、または高頻度で子機サーチを行わない方が吉
  • 行う場合は[設定]の[着信時に位置情報を自動で表示する]をオフにしておけばメモリひっ迫を抑えられる
  • その状態で子機位置をまとめて見たい場合はグループ名をクリックする
  • メモリを解放したいときは1回メインウインドウの地図タイプを[Yahoo! JAPAN]から[OpenStreetMap]へ切り替え(この瞬間解放されます)、もう一度[Yahoo! JAPAN]へ切り替える
  • プログラム自体を再起動する

しか無いようです。(2020/01/05現在)

 

長時間にわたり子機サーチをしたい方で地図はYahoo! JAPANのやつでもOpenStreetMapでも構わないよ、という方は・・・

迷わずOpenStreetMapを選択しておけば安定して動作致しますのでそちらを選択しましょう。

デジ小プログラミングソフト CS-DRC1←→UT-PV1D間のデータ共有

殆どのユーザーには関係ないかもしれませんが、多数のデジタル小電力コミュニティ無線を使用している方・団体・法人等で、

ICOMの設定データがALINCOの方で読み込めない!」とか

「ALINCOの設定データをICOMの方で読み込めない!」とか、

「なんで同じ無線機で同じソフト(見かけが違うだけ)なのに設定データは共通じゃないのよ!」と

お思いの皆様。20台とか30台とか混在でデジ小持っていると

「えぇぇ・・・データの相互利用できないのか・・・」

と、絶望しますよね。

 

設定データ(icfファイル)をメモ帳などで開いて1行目を

[40010011]を[40010021]に変えればICOMのデータをALINCOへ。

逆にすればALINCO→ICOMへデータを引き継ぎできます。

※但しソフトウエアのバージョンアップ等でできなくなる可能性もあります。

※書き込み前にはデータの確認をし、あくまでも自己責任でお願いします。

 

ちなみにicfファイル自体は簡単な物です。

f:id:ibaraki_nk313:20191213130959j:plain

誤ったデータを読まないように弾いているみたい

 

RS-DRC1(位置情報表示ソフト)Revision1.20における子機サーチの挙動

昨日記事にしましたICOM製デジタル小電力コミュニティ無線IC-DRC1及びIC-DRC1MKⅡ用位置情報表示ソフトにつきまして、ちょっと挙動を確かめてみました。

過去記事はこちら↓

 

ibaraki-nk313.hatenablog.jp

 

確認したかったのは

①”自動子機サーチ”のポーリング順は?

②ポーリング間隔は?

③親機から”子機自動サーチ”を実行し、順次ポーリングをしている最中に他の子機が送信したらどうなるのか?

 

です。

 

まず①ですが、どうやらリストの上から順のようです。

”どうやら”というのは、今現在どの子機にポーリングをかけているのかを画面から知ることが出来ないからです。

よって、返ってきた子機からの位置情報の時間をメモして順に並べたところ、どうやらリストの上から順のようだ、と判明した次第です。

 

②ですが、体内時計で数えると約10秒間隔でした。正確に言うと『親機が子機からの位置情報を受信してから次の子機へポーリングする間隔が約10秒』ですので、前の子機がポーリング2回目や3回目で返信してきた場合はその分次の無線機へのポーリングが遅くなる、というわけです。

 

③ですが、単純な反応でした。

仮に子機がA,B,C,Dとあったとします。

A,Bは順調に子機サーチが完了、Cのポーリングをかけようとする前に、他局が電波を発射したとします。

すると親機は単純にキャリアセンスが働いてCへのポーリングをしませんでした。

ただ、直後に2回までリトライを行いますのでリトライ実施時間内に他局が発射をやめれば再度Cへのポーリングを行います。

リトライ時間中までに他局が発射をやめなければCへのポーリングは失敗で終了(子機応答無し扱い)となり、次の子機へのポーリングを開始します。

但し、もう少し挙動については要検証・・・ですが、検証したところで情報の需要は無さそう?w

 

③についてはまた改めて実験してみようと思いますので今のところ鵜呑みにしないで下さい(笑)

RS-DRC1がバージョンアップして1.20に

今日何気なくICOMのホームページを見ていたら、IC-DRC1及びIC-DRC1MKⅡに対応した位置表示ソフト「RS-DRC1」がRevision1.20へバージョンアップされていました。

 

f:id:ibaraki_nk313:20191210212129j:plain

ダウンロードページのスクリーンショット

CS-DRC1というプログラミングソフトは1.10にバージョンアップしてIC-DRC1及びIC-DRC1MKⅡ両方に対応したんですが、位置情報表示ソフトは1.20にまで進んでいるようですので何か機能に変化があったのでしょうか?

 

ダウンロードページにまで行って調べてみると、

Revision 1.01からの変更点

・IC-DRC1MKIIに対応
・親機自動接続機能追加
・子機自動サーチ機能追加
・子機自動サーチ間隔の変更メニュー追加
・親機位置保存機能追加
・接続中の親機位置の表示機能追加

と書かれています。

どうやらMKⅡ対応だけでなく機能追加があったようです。

 

その中で私が食いついた機能が・・・

『子機自動サーチ機能』!!

 

実は私かなりの台数をとある団体内で管理しているのですが、通信可能な状態を維持できているかを確認するため時々パソコンから子機サーチを手動でやっていたのです。

これが自動でされるようになればかなり負担軽減になります。

 

f:id:ibaraki_nk313:20191210212743j:plain

自動サーチはありがたいが・・・?

 

リストをご覧頂ければわかるように、この位の台数を管理しております。

正直これを毎日手動でやるのは大変でした。。。ついにこの作業から解放され・・・

 

・・・んん??

 

どうやら設定画面を見てみると最長でも「20分」までしか設定できないようです。

自分たちの使い方では6時間ごととか、早くても1時間ごと位でいいのだが。

 

設定ファイルかレジストリあたりで変えられれば簡単なんだけどな(^^;

 

20分ごとにやられたんでは通話がキャリアセンス働いてしまうタイミングもあるのではないかと危惧しております。

それとも良く出来ててポーリングをかけた局以外から着信があった場合は子機サーチを中断してくれたりできるのだろうか?

 

明日にでもちょっと試してみようと思います。

 

思ったようにいかないなら、サーチしたいときだけグループを右クリックして『子機自動サーチ』を選べばいいんですけどね(^^;)

SRHF140D(デジコミ用フレキシブルハンディーアンテナ)を試す

第一電波から出ているSRHF140Dというアンテナがありますが、これはIC-DRC1やDJ-PV1Dなどの「デジタル小電力コミュニティ無線(以下デジコミ)」機に使用できるアンテナです。

 

デジコミ機を持って活動していると「アンテナ邪魔だな」と思うことがちょくちょくあり、「でもショートアンテナにすると通話・通信エリアが狭くなるだろうしな」と危惧しておりましたので手を出さずに居りました。

しかし最近、グループ内のデジコミ機使用者から「ショートアンテナ使ってみたい」という話が出てきたので1個試しに買ってみました。

 

f:id:ibaraki_nk313:20191124000013j:plain

純正アンテナとサイズ比較

長さはほぼ半分というところでしょうか。

 

f:id:ibaraki_nk313:20191124000057j:plain

このアンバランスさが

 

f:id:ibaraki_nk313:20191124000149j:plain

こうなります

どうでしょう?ショートアンテナの方が見た感じバランスが良く見えませんか?

 

それと何といっても

f:id:ibaraki_nk313:20191124000238j:plain

耐久性は未知ですが

この柔らかさ。

活動中に邪魔になりにくそうです。

 

では肝心の性能はどのくらい落ちるのか?それとも落ちないのか?

実験してみました。

 

まず地元に1台無線機が設置されている場所がありまして、そちらに対して「周囲音送信要求」を出します。そして返ってきた信号がどのくらいの強さで返ってくるのかで簡単に性能比較としました。

 

まずは純正アンテナ

f:id:ibaraki_nk313:20191124000541j:plain

純正アンテナでS3

次にSRHF140D

f:id:ibaraki_nk313:20191124000628j:plain

画面文字は点滅の都合上消えていますが同じ信号を受信中

どちらも同じくS3で変わらず・・・といった感じ。

その後もいろんな場所で実験しましたが、手持ちの状態・ベルトクリップで腰につけた状態のどちらでもSは同じか、変わってもSが1個落ちる程度であることがわかりました。

 

長さの分”多少”感度は落ちるようですが、S1落ちるか落ちないかって程なら・・・

アンテナが邪魔にならずに使えるSRHF140Dの方が使い心地は良いのかも。

 

※今回の実験では純正アンテナとSRHF140Dを頻繁に屋外で付け替えする都合上、スペーサーパッキンは取り付けしませんでした。皆さんは付属のスペーサーパッキンを入れてお使いください。