ICOM IC-DPR4で通信比較実験
ICOMの新製品デジタル簡易無線登録局(3R,3S)、IC-DPR4が届きましたので、通信実験を行いました。
比較対象機種はIC-DPR3、IC-DPR30です。
実験方法としては
②双方向を同機種にし、同一機種間で通話を行う
としました。
条件1:IC-DPR3と30は1W機種ですので今回IC-DPR4も1W出力にして実験を行いました。
条件2:IC-DPR30は本体上部に水平方向でアンテナが内蔵されていますが、本体向きは通常方向で通話を行いました。
条件3:IC-DPR3は標準アンテナで実験を行いました。
条件4:基地局は5W送信、アンテナは1/4λ 2.15dBi単一型 給電点地上高50cmです。
条件5:実験地域は郊外住宅地で起伏は数メートル程度。森林もあるような地域で見通し外です。
実験結果↓
ピンクとオレンジ色の所は通話に差し支えがなかった距離で、水色と紺は通話が難しいか不可能だったところです。
今回、基地局のアンテナ仮設位置が低かったので携帯機同士の通話とそれ程結果に差が出なかったので比較実験としては過ちでした。実験として成立しなかったような気がしますので、グラフ下の「双方同一機種」だけ見て頂ければと思います。
雑に一言で言いますと、「IC-DPR4はIC-DPR3付属アンテナ使用時と殆ど変わらない」といった所でしょうか。
あれだけの短縮アンテナでありながら同等の通信エリアがありましたので、遠距離で通話を目指さない方には良いと思います。